念願のパフォーマンスダンパーを付けました。
最初に言っておきましょう。
過去最高に効果がわからないパーツでした。
取り付け
簡単に見えて難易度は中級です。
・使う工具が多い
・狭い
・ネジ固い
最初に外装を外す。
剥き出しで付いているようで、取り付けするには左サイドカウル一式外します。
難しくはないですがクリップに注意。
続いてブラケットの取り付けですが、フレームのボルトに共締めするので、車体のボルトを緩めます。
ネジロック剤が塗ってあるので場所によってはバカ固く、ブレイカーバーが無いと無理です。
付属のロングボルトに取り替えるんですが、六角ボルトからキャップボルトになったり、
キャップボルトなんだけど頭のサイズ変わったり。
何度も付け替えする部品じゃないけど整備性が悪い。
やたら工具箱と往復します。
最終的にこれだけの工具が必要でした。
最難関は車両前方側のダンパーを取り付けナットの締め付け。
ナットの外周がフレームに干渉しそうなほどギリギリなので、スパナでやっと入る程度。
どんな薄肉メガネも無理。
ボックスレンチは高さ的に無理。
そこに46Nmという結構なトルクでのボルト&ナット締結。受け側ナットがブラインド作業でスパナですからね。かなり気をつけたつもりでしたが少し角ナメちゃった。
先にサブ組みしてから取り付けるのも考えたのですが、こちら側が長穴だし、位置も角度も決めて本締めは難しいと思ってやめました。
取説の標準工数0.3hですって。
2回目で手順決まってればたしかに出来そうだけど、私は作業だけで40分くらいかかりました。
準備片付け含めたら1時間くらいかかりましたよ。
いろんなサイズの頭のボルトが出てきたり、ネジロック剤など普段使わないものが必要なので、工具が揃って無い人ならお店で付けて貰った方がいい気がしました。
0.3hならきっと¥3〜4千でしょうね。
インプレッション
先に言った通り効果は不明。
午前中取り付け前ツーリング
→帰ってきて取り付け
→午後に取り付け後試乗
で比較しました。
1日の中で比較したのでかなりわかりやすいと思うけど、それでも全く違いがわからない。
「きっと振動が穏やかになるんだろうな!」
という思い込みがあったので、取り付け前に高速道路走行での微振動など体に伝わる振動を意識して覚えたつもりでした。
体感ですとそこには差が全くありません。
今回比較しようとして気づきましたが、バイクの振動の印象のほとんどはハンドルの振動のイメージです。
ありえないですがハンドルだけ無振動のハーレーがあったなら、あまり振動が気にならないんじゃないかと思います。
テネレ700は270度クランクのパラツインエンジンで、ハンドルに伝わるエンジンの微振動が元々ありますがそれはパフォーマンスダンパーでは消えない。
段差の突き上げギャップなどはオフ車なのでサスやスポークホイールで元々上手にいなしてくれてるのでパフォーマンスダンパーの出る幕では無い。
一体いつ効果が出るんだろう?
仮に効果があったとして、私では感じ取れないようです。
しばらく使ってみてから取り外して逆パターンも検証してみたい。
まとめ
パフォーマンスダンパーに明確な効果を求めてはならない。
以下のようなユーザーにお勧めします。
・見た目が好き。改造のための改造が好き!
・設計思想が好きで、効果は二の次
・お金が余っているので愛車に使えるお金があれば何でも使いたい