前回に続き、芝生貼りからスタートです。
芝生を貼るにはどのような手順が必要か?
調べるといくらでも凝った作業があるのですが、最低限、
- 雑草、小石を取り除く
- 水はけをよくする
- 地面を平らにする
これだけはやらないとダメそうです。
雑草、小石の除去は言わずもがな。
芝生を敷いた後に下にある雑草と小石は除去できませんからずっと悔やむことになります。
水はけは粘土質でなければ大丈夫そうです。
水を含ませた土を握って固まってしまうようだとダメみたい。
ウチはこのままでも良さそうです。
あとは地面を平らにするってことですね。
これに関しては先日造園屋さんにも言われました。
とにかく地面を平らにすることが大事だと。
そこそこ平らにしたと思っていたのですが、凸凹してると水たまりが出来てしまうそうなんですね。
なので平面にする作業に力を入れたいと思います。
7.トンボを作る。
必要な道具:木の棒、木の板、木ねじ
野球部がグラウンドを慣らすやつ。
あれ実はそこらのホームセンターに売ってないんです。コメリなら売ってるかな?
webで見ると\4,000くらいなのでそこそこするんです。
シンプルなので雨で作業できないときに自作しました。
柄になる棒と2x4材みたいな安い板に木ねじ含めても\1,000くらい。
本物知らないけど十分使えました。
8.小石除去とともに土壌改良。
必要な道具:堆肥、肥料、石灰、ph計、トンボ、レーキ、スコップ、(水平器、水糸、杭)
結局土も少し改善することにしたのです。
オリーブの木を一緒に植えようとしたのですが、調べると弱アルカリ性の土がいいそうです。
芝生もそうだし、だいたいの植物がそうなんでしょうけど。
phなんて調べたこともない。ph計(\2,500)買ってきて測定してみるとウチの土はph7の中性でした。
アルカリ性にするには土に石灰を混ぜるそうです。
このままでもいいと思うけど、少しph値を上げておきたいなと思い、ホームセンターの園芸コーナーに石灰買いに行ったら、、
培養土、腐葉土、堆肥、肥料、、、
何がどう違うのかわからないけどいろいろ売ってて興味があるので調べてみた。
- 培養土:プランターなどで使う土で肥料など混ぜてあり、そのまま使える土。
- 腐葉土:水はけがよすぎる土の保水性を上げる。
- 堆肥 :土をやわらかくするために混ぜる。
- 肥料 :窒素、リン酸、カリという植物の3大栄養素。
webで検索したらざっとこんな感じで(合ってるかは怪しい)、我が家には堆肥と肥料があってもいいのかな?と思ったので石灰と一緒に買ってきました。
何もしなくても良さそうな我が家の土ですが、せっかく植えた木や芝が枯れてしまったときに、
「肥料やってないからだ!」って思いたくないのでやっておきたいってのが私の気持ちですね。
やりすぎも良くないというので、堆肥は面積に対して少なめの25リットル×5袋、肥料と石灰は一番小さい5㎏くらいのを各1袋。
堆肥はいろいろ種類があって悩みましたが完熟堆肥というやつなら何でも良さそう。
鶏糞入りというのは臭うらしいので避けました。
肥料は作物によって3大栄養素の比率が変わるのですが、均等割合の物に芝生って書いてあったのでそれにしました。
初めて足を踏み入れたけど園芸の奥深さを知りましたねー。
私は堆肥と肥料は同じもので、どちらも栄養だと思ってました。こういう知識って義務教育の中にあっても良さそうだけどね。理科か家庭科で実は習ったのかな?覚えてない。
芝生を貼る部分を10cm程度の深さに掘り下げて地面を固めます。
掘り起こした余った土に石灰、肥料、堆肥を混ぜていきます。
耕すのはえらい重労働。
あれだけ取り除いた雑草の根がまだまだ出てくるし、小石もいっぱい出てくる。
土は若干アルカリ性になったかな?
この土を掘り下げた固めた地面の上にまいて、トンボをかけて平らにしていきます。
何が水平なのかよくわからないので水糸を貼って確認しながらやりました。
体力的につらかったので10時間くらいかかりました。
写真左奥が一番高く、写真左手前に向かってわずかに勾配つけてます。
さらに門に向かって下り勾配がついてる3D勾配です。
排水性を気にしましたがどうなることやら。
9.木を植える。
必要な道具:木、スコップ、根止め板、ゴムハンマー
オリーブの木を植えることにしました。寒さ以外に弱点が無かった。
放っておいてもよさそうなぐんぐん伸びる木らしい。
リビングの目隠しにしたいというのが母の要望でしたが、私としてはシンボルツリーのつもりです。
これは簡単で、ホームセンターで鉢植え買ってきて、穴掘って植えます。
周りに芝生を敷くので芝の根が入り込まないように根止めという板をオリーブの根の周りに打ち込んで区分けします。
これ必要なことなのかわからないけど、とりあえずやっておく。
10.芝生を植える。
必要な道具:芝生、目土、ほうき、根止め板、ゴムハンマー
今回私は高麗芝のTM-9という芝生を植えました。
これは会社の同僚に教えてもらったのですが、トヨタが開発した芝生だそうです。
利点は手入れが楽なこと。伸びが遅く、高密度で緑が強いので見た目が良いということ。
普通の高麗芝は\398/平米が相場ですが、TM-9は\1,300/平米くらいします。およそ3倍。
近所のホームセンターでも売っていたのですが、枯れたような心配になる色だったので通販で買いました。
石を廃棄する際に造園屋さんにこのあと庭どうすんの?って聞かれたので、芝生植えるつもりですって言ったら
地面を平らにすることの他に、新鮮な芝生を買うことを勧められたのです。
せっかく高い芝生買うのに根つかなかったら残念なので、鮮度間違いない通販にしました。
(一応芝は茶色でも時間がかかるだけで根つくらいしいです。黒くなってたらアウトだとか)
通販は注文後に剥がして送ってくれるというので鮮度が良い。
\1,210/平米を14平米と段ボール7箱の送料\11.900で合計\28,840でした。
重たいので送料がかかります。余談ですが夏になるとクール便にしないと鮮度が落ちてしまうのでさらに送料上がるらしい。
まだ今時期はギリ通常便で良いそうです。
初めての芝生なのでこのTM-9がいいものなのか悪いものなのかもよくわかりませんが、思い込み大事だから!
鮮度がいいのは緑色だから良いとして、先々の手入れも楽だと信じれば楽に感じるので。。
芝貼りは最初に通路に芝生が伸びていかないように根止めをします。このために買った根止め板がたくさん余ったから先ほどのオリーブの木の周りにも打ち込んだというのが正しい。
あとは簡単、芝生のシートを1cm間隔で配置しておきます。これは「べた貼り」という手法。
芝生の貼り方にはいろいろありますが、狭い範囲ならべた貼り一択だと思います。
芝生のシートを貼っていき、次の行に移るときは互い違いになるようにピッチを半シートずらして配置します。
こうしたほうが発育がいいそうです。そしてそのシート間の隙間に目土を入れていきます。
さーっと流してほうきで平らに慣らしていきます。
私は今回14平米に芝生を貼りましたが、目土は14リットル袋×8袋使いました。
最後にたっぷりと散水して芝張り終了
まとめ
かかった費用と時間は計算すると\11万で12日間。
仮に業者に頼んで\20~30万かかるとしたらその価値は十分にあると思いましたが、楽しかったのでこれは任せずに自分でやってよかった。
今は芝生がかわいくて仕方がない。そして近所の人にとても褒められます。みんな庭いじりが好きだから労力がわかるみたい。
土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう。土から離れては生きられないのよ。
というシータのセリフを思い出しました。
近況ですが、1週間経つと少し芝が緑になってきました。