私にとってETC、USB電源、グリップヒーターは欠かせない装備なので納車したらすぐに取り付けます。
残るのはグリップヒーター。
夏に取り付けるのはモチベーションが上がらないですが、早めの準備ということで。
前のMT-01で使ってた物を再利用します。
キジマのGH-10というグリップヒーター使ってます。
特に不具合無かったので継続使用。各社いろいろ種類あるんですが、グリップヒーターは多少高くてもグリップが細いスロットルコーン一体型が良いですね。取り付けも楽ですし。
工程1)グリップの取付け
まず左側の純正ハンドルグリップを剥がす。
下準備としてハンドガードとスイッチボックスを外します。
ハンドガード外すとバーエンドを外すための12mmのデカい六角穴出てきます。
こんなゴツい六角レンチ無いから買いに行きましたよ。
大したトルクじゃないと思ったので300円くらいのLレンチ買ってきて無事外せました。
グリップは細長いドライバーをグリップとハンドルの隙間に突っ込んでグルリと1周。あまりガリガリするとハンドルの塗装傷付きますし、粘らないで剥がせるところだけ。
手でグリップをめくるようにし、ねじったりめくったり接着剤が追従できない形にぐりぐりする。最後は思い切り引っ張れば取れます。寒い時や外れない時はドライヤーで温めてグリップを柔らかくするといいです。
プロは加圧エアで外してますが無くても取れます。最近のバイクは接着剤少なめなので結構簡単に取れますね。
切ってもいいんですが、私は純正残しておくタイプです。
続いてグリップヒーターの挿入。
開口部の内径の縁側に120度ごとの3か所くらいぼてっと塗って一息にエイっと挿します。接着剤は全周全面に塗らなくてもどうせ挿入時に伸びて広がりますからね。
挿入時だいたい途中で止まってしまうので、入らなければ一旦抜いて、ハンドルにブレーキクリーナーをひと吹きしてすぐに挿入リトライ。
ブレーキクリーナーひと吹き程度なら接着剤流れませんので潤滑材になります。奥まで入ったらあとは触らず1日乾燥。
接着剤は家にあったコニシのウルトラ多用途SUを使いました。
以前はグリップヒーター専用の接着剤使ったんですが特別利点も無くて、汎用でも熱に強くて固まった時に柔らかい接着剤ならいいと思います。
次に右側の作業ですが、こっちは簡単。スロットルを分解してスロットルコーンを外す。
純正のスロットルコーンと同じか似た形のアダプタを付けてアクセルワイヤーを引っ掛けて元に戻して終了。
注意点はハーネスの角度です。取り付け角度を好きに選べますがブレーキレバーに干渉しないように取り付けます。
アクセル全開の時も不自然なハーネスの曲がりにならないように考えると写真のように水平よりやや上向きくらいが良いように思います。
これが別体型のグリップヒーターだと樹脂製のスロットルコーンの外側にグリップが挿さっているのを剥がすのですが、樹脂とくっ付いているので外す力加減といい接着強度といい左側のハンドルから外すより大変です。
スロットルコーン一体型タイプは元のグリップ剥がさなくていいので取り付け楽なんです。取り付けも接着しないでいいですしね。
スロットル側のグリップヒーターは接着が外れてしまうとスロットル空回りして危ない。
左グリップは外れても強く握れば乗れるんですが、右は空回りしてズレるグリップでスロットル回す操作しないといけないので難しいんです。
一体型はそういう危険が無いのもいいとこですね。
配線は少し手間なので、ここまで出来たら落ち着くためにも一旦休憩ですね( ^^) _旦~~
工程2)電源取り出し
USB電源のように何かの配線から並列で失敬してもいいのですが、グリップヒーターは電流大きいのであまり電流低い線から取るとヒューズが切れるかもしれない。
私はいつもエーモンのコンパクトリレーを使って新規に配線作ります。
下準備としてカウルは全部外します。タンクは付いたままでも大丈夫でした。
リレー電源には配線コネクターを使ってテールライトから電気取ってきてます。
配線コネクター嫌いな人多いですけどね。私これで接触不良になったことないし、外したときも被覆の傷が小さくて済むと思って使ってます。
エーモンリレーのリレー電源は常時通電の線から取りますので取りやすかったテールライトから頂きます。
車種右上の白い3ピンコネクタの青がテールライトです。ブレーキランプが黄色かな?
すぐ横に2ピンコネクタのナンバー灯があって、そっちでもいいですね。私のはすでにETC電源に使ってあったので遠慮しました(^^)
接続は絵にかくとこんなです。
この時点でグリップヒーターの動作確認をします。配線整えたあとに間違えてると二度手間になりますから。
工程3)配線の整理
テネレはWRやセローと比較すると電気配線にゆとりの空間があります。
エーモンリレーなんて簡単にしまえました。
斜めに空中飛んでる細い黒い配線はETCです。
なかなかいいセンスしてますよね(笑)レッドバロンはこういうの営業マンが取り付けますから見た目に凝ってないんですよ。
直そうかと思ったけど配線伸ばすの面倒でそのまま戻しました(・∀・)
グリップに向かう配線はタンクの下を這わせます。
レギュレーターにハーネスが触れると熱で被覆が劣化しそうなので少し浮かせてABSのモーターの前を通過させます。
ハーネスが外に出てないから引っ掛けることは無いと思うけど、ETCの線とまとめるためにあとでコルゲートチューブでも買ってきて巻こうかな。
地味に邪魔なのがグリップヒーターの制御器部分。かなり小さく薄く作ってありますが、ハーネスの長さ的にハンドル周りに固定するしかない。
フロントフォークの軌跡を避けると案外ステム周りに空間が無い。
フレームが三角に組まれたところの隙間に貼り付ける感じでタイラップで固定しました。
そして左右にハンドルをフルロックまでさせてハーネスが鋭角に折れたり、引っ張られないことを確認しながら余った線や弛んだ線をタイラップで固定します。
工程4)スペーサー装着
テネレ700のグリップはやたら長い。
グリップヒーターの外にスペーサーを入れないとハンドルというかグリップエンドの細い部分が露出します。だいぶカッコ悪い。
このスペーサーがワイズギアで出てるんですが2640円となかなかいい値段する。
何かすれば作れそうだけど、探したり加工する手間考えると買ってもいいか。
これ左右違いがあるので気をつけてください。
右はスロットル回すのでクリアランス作るため内径が大きく出来てます。
私は左右間違えてスロットルがグリップエンドの内径に引っかかってロックしました。
ヤマハのグリップヒーターじゃないから少し長いのかな?って思って疑いもせずスペーサーを削って付けました。
スロットル回るようになってヨシ!と説明書に目を落としたら、左右で内径違うじゃん∑(゚Д゚)
説明書は最初に読むべきですね。
LRとか識別を本体に書いてくれてもいいじゃんって思うけども、私の早とちりが悪い。
最近涼しくなってきましたけど、さすがにまだ使ってません。
これで基本的なツーリング準備完了ε-(´∀`; )