北海道ツーリングDAY3利尻富士登山

登山開始は4時

キャンプ場が登山口でもあるので、キャンプ受付と同時に登山計画書というのものを書きます。

身元と緊急連絡先を書いて半券を貰い、下山したら半券を提出。

半券が出てない=遭難になるわけです。

出発時間と帰着時間の計画を書くのですが、その際に「遅くても5時には出てね」と言われたので、じゃあ4時かな?って決めました。

 

4:14出発 「登山口」標高225m(私の時計で測定)

真っ暗。ほぼ夜でした。。

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ヘッドライトの明かりで暗い森の中を進むのですが、入口は遊歩道なので真っ暗でも余裕。

登山道もわかりやすいので難なく進み、30分も歩くと空が明るくなった。

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土のぬかるみがあるくらいで歩きやすい。

勾配も緩やかで楽勝な気がしてきました。

 

4:57 4合目「野鳥の森」標高390m

若干石が増えるだけで変わりません。

 

5:30 5合目「雷鳥の道標」標高610m

少し登山感が出始め、勾配増えて岩が出てくる。

振り向くと海が見えるようになります。

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礼文島ちっちぇーな。

 

5:53 6合目「第一見晴台」標高760m

ようやく空が見えて、あれが利尻富士の山頂か!って勘違いしましたが、あれは8合目になる長官山という山頂。

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こんなに近いわけ無い。

 

6:13 7合目「胸突き八丁」標高895m

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ここは厳しい。岩がでかいし勾配もキツイ。

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心拍数の上がる区間です。

 

 

6:41 7.5合目「第二見晴台」標高1120m

陽もさして汗だくになったのでもうTシャツです。

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まだまだ岩場あり。

 

6:56 8合目「長官山」標高1218m

さっき山頂だと思ったところです。

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やっと利尻富士の山頂が見えます。

さっきまで雲の中でしたがちょうど雲晴れた。

やる気出ますね!

長官山からは一旦下って登ります。

途中に避難小屋と携帯トイレを使うためのトイレブースがあります。

 

7:37 9合目標高1410m

「ここからが正念場」と書いてる通りです。

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利尻富士の山頂1721mなのに、9合目で1410mなので最後登りが急。

岩もでかいし。

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山頂が見えるのに一歩が出ない。

ゼーハーしながら登ります。

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尾根沿いを来たのがよくわかる。

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滑る砂はジグザグに。

写真が虹色フレア。

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あそこが山頂だ!と思って信じて登ってきた場所は山頂では無かった(笑)

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まだ先がある。

でも最後はちょっとなので勢いで行けました。

 

8:27 山頂1721m

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絶景の山頂。

島を見渡せるんだろうなーと想像していた通りの景色。

 

雲の下に礼文島

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昨日ラーメン食べた沓形の町

礼文島行きらしきフェリーが泊まってます。
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泊港

昨日乗ってきた稚内行きフェリーが見える。f:id:kilometers:20190904092809j:image

ろうそく岩
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萌える天北オロロンライン

2年前ニュースになった泳いできた熊は最短でもこの距離泳いだんだから、たいしたもんだ。

106年ぶりに現れた熊ですが、今は痕跡も見かけないそうで、死んだか、海を泳いで引き返したか。。

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そして目立つ砂防ダム

崩れやすい山らしいですから。

本道の海岸沿いは雨で泥が流れたようで黄色っぽい。

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島中が手に取るように見えて神様にでもなったよう(笑)

ですが山頂寒いのでおにぎり食べてさっさと降ります。神様にはなれなかった。

山頂滞在時間20分くらい。

 

8:50 下山開始

9合目付近傾斜の凄いところはきれいに整備されているので安心して下山できます。

濡れてるところで滑らないように気をつければ危ないところは無いですが、下山も当然長いので集中力が切れないようにそこだけ注意ですかね。

上の方は景色もいいし、高山植物も多いのでまだ楽しいですが、6合目以降の樹木帯の下山は作業。飽きる。

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8合目付近で登山道整備する人とすれ違ったんですが、あの木片ってやっぱり人が担いで持ってくるんですね!

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ヘリで投下するのかな?とか考えてたんですが、頭が下がります。

利尻富士の登山道はとてもきれいで歩きやすいですから。

 

12:11下山完了

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(写真は夕方撮った登山口)

登山が4時間13分

下山が3時間20分

往復で8時間。

私の場合体重100kgですが体は鍛えていて健脚なので参考になる人ほぼ皆無ですけど、一般的な36歳男で1人登山ならこのくらいの時間だと思います。

 

まぁ疲れますわな。

私あんまり休憩しないタイプなんですけど、下山は疲れて休憩しました。

休憩というかトイレなんですが、(小)のほうで携帯トイレを初めて使いました。

(大)じゃないと消臭剤や密閉袋の効果はよくわからん気するが、匂わなそうです。

下までたぶん我慢出来たけど一回使ってみようかと。

 

利尻富士のキーワードに携帯トイレというのがあります。

3箇所トイレブースがあって、人に見られずにトイレできます。

6合目以降は尾根沿いを行くので、登山道外れると滑落して死ぬ気がします。

マナーも大事ですし、人として持っていくべきでしょう。

2つ持っていけば安心かな。

島の小売店には大体売ってますので島に着いてから買えばいいでしょう。

 

とにかくケガもなく無事に帰って来られて良かった。

天気にも恵まれて良い登山となりました。

 

島巡り

山登り無事終わってプレッシャーも無くなり気持ち晴れやかで、天気も良いから島を一周してみよう。

昨日は時計周りだったので、反時計回りで。

 

味楽再び

時間は13時。

まず味楽行ってカレー食いました。

並盛り¥800

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本当はラーメン食べにいったんですが、山登りの後にカレーとラーメンどっち食いたいですか?

カレーでしょう?(根拠なし)

カレーはホタテがいっぱい入ってるカレーで美味しいけど、ラーメンの方が断然美味しいと思います。

迷わずラーメン食うべき。

 

奇岩ゾーン

やや強引な奇岩

人面岩

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寝熊?(見方がわからん)

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龍神の岩の祠

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説明書きの

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「何者かがあり」っていいですね。

てっきり龍神だと思い込んでしまった(´∀`)

 

仙法志御先公園

ツーリングマップルに「アザラシがいるよ」って書いてあったから野生かと思ったら違った。

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名前とか無くて、「アザラシちゃん」って呼ばれているっぽい。

¥100でエサのサンマの頭4つ買って餌付けできます。かわいい。

 

オタトマリ沼

逆さ利尻富士が見られる。雲出ちゃったし、ちょっと水面揺れてるけど。きれい。

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お土産屋さんでこのツーリング初のソフトクリーム「熊笹茶味」¥300

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お土産屋のおばちゃんと利尻富士登山の話をして何人くらい登ってましたか?って聞かれて、

30人くらいですかねーって答えたら、

「そんなに登ってた?!」って驚かれて、

あれ?俺数も数えられないっけ?って考え直してしまった(笑)

おばちゃんの利尻富士登山の記憶は古いらしく、鬼脇ルートというもう廃道になった登山道の話をしてた。

というか、このお土産屋さんが鬼脇ルートの入口近くにあるからですね。

利尻富士登山ルートは3つあって

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  1. 鴛泊ルート
  2. 沓形ルート
  3. 鬼脇ルート

私登ったのは1の鴛泊ルート。

2の沓形ルートは整備されていないので上級者以外禁止。

足踏み外したら一気に滑落するような痩せた尾根を歩いたり、ルートだかわからんような崩れた道があるようです。

3の鬼脇ルートに至っては今は立ち入り禁止。

おばちゃん曰く「エベレストか利尻富士かってくらい登るのが難しくて玄人に人気だった」らしい。

鬼脇ルートが登れなくなって、簡単な鴛泊ルートは玄人にはつまらなくて減ってしまったらしい。そういう玄人は若者ばかりで、昔は利尻富士登山は若者しか来なかったらしい。

代わりに今は鴛泊ルートで登る年配の登山者が増えたそうです。

沓形ルートもたぶん登れなくなるから、鴛泊だけになりそうですね。私は問題ないけど(´∀`)

アドベンチャーな人は今でも利尻富士に冬登山するみたいですからね。

注意書きが島のいろんなところにありますが、

冬とか正気か?!って思ってしまう(笑)

 

そんなお話を聞いたあとに目に付いたウニ軍艦巻き

観光バスが立ち寄るお土産屋さんなので、安くもないウニですが、ウニがちょっと食べたかったので頼んでみました。

2カンで¥1300

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何年ぶりに北海道でウニ食っただろうか?

美味しいけど、高い食い物よね。。

 

姫沼

山頂から見えた緑色の湖気になったので行ってみた。

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ここもきれいじゃないか。

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沼の周囲一周1km遊歩道があって、ツアーバスの観光客がいっぱいいました。

ご年配に利尻富士はハードル高いけど、これはいいくらいの森林浴!

 

あとここの案内看板で見たコエゾゼミ

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北海道にはセミが居ないと思っていたのに、どう聞いてもセミの鳴き声だなーって思いながら利尻富士下山中に樹木帯で疑問に思ってました。

やっぱセミいるのね。

 

キャンプ場戻る

お風呂入ってキャンプ場戻ってカンパイ。

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今日の酒はうまいぞ。

北海道でサッポロクラシック飲まないワシ。

本州で見つけると嬉々として買うのに(笑)

やっぱ慣れた味の(第3の)ビールがうまい!

 

そしてお隣に今朝は無かった新しいテント。

隣のテントの兄さん、明日山登りするらしい。

私に負けない立派なガタイしてる。

そして盛大に排気漏れした爆音カブ(笑)

しかも次の朝気づいたけど左サス外れてるし!

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お兄さん登山中だから伝えられなかったけど、たぶん確信犯な気がする(笑)

そういう雰囲気のお兄さんだった。

懐深いカブは偉大なり。