リヤショックのイニシャル荷重を上げようと思います。
なぜなら底突くので。(痩せろ)
オーバーホール時にロッドにO-リング入れてくれたからすぐわかっちゃう。
私は乗り心地に困ってないけど、せっかくなら少し硬くしてみようかと思いましてね。
そして事件発生。
リヤショック下側のクレビスピンのねじが上がった。。。
締めても締めてもトルクレンチがコキンとならない。。
ヌルっとした感覚に不安になってマニュアルを確認すると、
70Nmで合って、、ない!ここの締め付けトルク53Nmだった!ヤバい、見間違えた。。
サス周りはネジ径が3種類あるんです。
ショック固定の上側は対辺14mm、下側は17mm、リンクは19mm
それぞれ40Nm、53Nm、80Nm(一か所だけ70Nm)
完全に見間違えました。
でも70Nmなんて規定の1.3倍のトルクでねじってダメになるのか?
もう一つ気になるのは、スレッドコンパウンド塗ったんですが、これのせい??
スレッドコンパウンドってのは固着予防のためのグリスで、銅粉が練りこまれてます。
グリスが揮発してもやわらかい銅粉が残るので潤滑されて固着防止になるというもの。
WRのプラグがアホほど錆びるのでそこに使おうとして買ったんですが、使うのは初めて。
なので試しにいろんな所に塗ったくってました。
もし摩擦係数が下がるようなら軸力が大きくなることは考えられる。
そこにオーバートルクの組み合わせで逝ったのかな。
ネジトラブルって気持ちが萎える。
一生リヤショックを外さないならこのままでもいいんでしょうが(笑)
リヤショックを外したい私はネジを外さないことに先に進みません。
ネジ外しトライ。
ねじ上がりとは?
ボルト&ナット締結であまり聞かないトラブルですが、
ねじ上がりはネジ山が削れて噛合いが無くなってしまう状態。図解しますとこういうこと。
噛合ってないので回しても締まりも緩みもせずその場でクルクル回るだけ。でも引っ掛かって取れない状態。
セオリーはサンダーでネジをぶった切る。
その前にプライヤーでつまんで引っ張りながら回してみたり、
インパクトレンチでグルグル回してネジ山を完全に削ったらスポッとナットが抜けないかな?ってトライしましたが、まるで取れる気配なし。
サンダーで削るには十分なスペースがあるので削ることにします。
削っても、
削っても、
クルクル回るだけで引っ張っても抜けやしない。
ナットを全部削ってしまえば取れるはずですが、リヤショックのクレビスを削ってしまいそうなので慎重に削りつつ、
ここまで削ってやっとナットが抜けました。
削れたネジ山も出てきました。
トータル1時間くらいやってましたが、削ってしまえば20分くらいで取れました。
ねじ上がったナットは削るしか解決策ないですね。
クレビスわずかに削れたけどこの程度なら上々でしょう。
リヤショックASSYでしかパーツ出てないので少し緊張しました。
切断したボルト、ナット、ワッシャーを新品へ。
ようやくリヤショックのプリロード調整
新車状態の初期はネジ端面から16mm。
思い切って最初は23mmまで縮めてみたら、明らかに硬くて乗り心地が悪くなった。姿勢も前下がりになったようで別のバイクに感じる。
そこそこの段差を超えたり、体重かけてみたけど半分弱ストロークが残る感じで、少し硬すぎたかな?
私がまたがってみた時の1G‘という荷重で合わせるとそこそこいいくらいだったんですが、変化が大きく乗り心地の違和感が大きかったのでもう少し柔らかめがいい。
同じように段差や体重かけたときに残ストロークが1/3くらいを狙いたいのですが、どのくらいかわからないので間取ってまず20mmにしてみました。
しばらく乗ってみて初期よりいいと感じるか試してみます。