WRの足回りのフルメンテナンスした!
サスペンションオーバーホール
きっかけはFフォークのオイル漏れ。
2013年4月に購入して約8年、走行58,432kmで初めてのこと。
何もおかしく無い距離ですけどね。
ダストシールなんて劣化してパキパキに割れてたし、一般的な寿命はとうに超えていたかと。
オイルも一回も変えてない。
この機にいっそフルメンテナンスしようと思って、Technixというサスペンションのプロショップに依頼しました。
以前に東京モーターサイクルショーのブースで「街乗りバイク出していいんですか?」って聞いたら「歓迎です」と言ってくれたので出してみた。
バイクごと預けることも出来るそうですが、遠方なのでサスペンションを外して送ります。
納期3週間くらいはかかるのでバラしたバイクを置ける環境が必要です。
ショップHPのオーダーフォームで連絡をして、サスペンションを梱包して宅急便で送ります。
ヤマトで送料は2,000円くらいでした。
お店に届くとサスペンションの状態を確認してくれて、追加で交換必要な部品が出ると費用相談の連絡くれます。
私の場合はFサスペンションのインナーチューブが錆びていたので交換をお勧めされました。
送る前から錆びているのでわかっていたのですよ。
タイヤに面した内側なんですが、ブレーキパッドカスが付着して錆びた感じです。フォークカバーが邪魔だったので掃除サボってたせいだろうな。
研磨して再使用も出来るそうですが、オイル漏れの再発が懸念されるので潔く新品にしました。
Rサスペンションも一緒にフルメンテナンス。こちらは追加なしの通常メニューで大丈夫でした。
インナーチューブは高くつきましたが、結構リーズナブルだった思います。
これはすでにに梱包解いた写真ですが、丁寧にプチプチで巻かれて届きました。
発送はヤマト運輸だし、丁寧な梱包でこだわりを感じます。
タイヤとホイールベアリング交換
次にタイヤとホイールベアリングを交換。
ホイールベアリングは指で回すとゴリゴリする気がして取り替えたのですが、ホイールから外してみるとまるで新品のように滑らか(笑)
ディスタンスカラーに押されてたのかもしれないですね。まぁ、予防整備ってことで。
バイク屋さんによれば問題なのはシールが削れていたそうです。
ホイールカラーも錆ていたので新品買ってみたら、
写真わかりずらいですが、左上と右下が古いカラー。
カラーって結構削れるんですね。新品買うまでこういう溝がある部品かと思ってた(笑)
ベアリングは水を入れず、グリス切れなければ長持ちすると思うのでシールを大事にしていこうと思います。
交換前のタイヤは釘踏んでた。交換前で良かった。。
新しいタイヤはブリヂストンS22というハイグリップタイヤ。
本来ハイグリップタイヤが標準なバイクですが、私はダンロップGPR-300というツーリングタイヤがお気に入り。
先代のGPR-200から数えて4セットくらい履いてきましたが、久しぶりにハイグリップタイヤ履きたくなったので、昨年出たばかりのS22Hレンジに決定。
レッドバロンはタイヤが安かった。
私がWeb通販で探して買うより安い。
いつもでは無いですが、レッドバロンってたまにタイヤが激安なので、会員の人はとりあえず見積とってみるといいですよ。
ホイール外して持ち込むと工賃が安いし、お店で待ってなくていいからいいです。
車両持ち込みじゃないとやってくれないバイク屋さんもあると聞きます。2りんかんなど「ホイール外して持ってくるとタイヤ交換安いです!」ってポップあったくらい。整備の考えはそれぞれですね。
ベアリンググリスアップ
サスもタイヤもお店に任せ、私は各所ベアリングのグリス交換しました。
全開のブログMT-01整備の回に出て来たnutecのNC-100ハイパーマルチパーパスグリースへ交換。
前回の記事で歯磨き粉よりやわらかいと表現しましたが、マヨネーズくらいの粘度です。結構流れないらしい。
過去にnutecのエンジンオイルの性能の良さをミニバイクの耐久レースで目の当たりにして以来、私にとって最上級ブランドです。
3000円と高価ですがリチウムグリスとかはあまり量使わないから一生買い足さないだろうし、奮発しました。
整備するのはステムベアリング、スイングアームピボット、Rショックのコネクティングロッドとアームリレー。要は足回り全バラです。
まずステムベアリングはグリスが少なめでした。いろんな人のブログ情報で調べた通り私も例にもれず。
グリス切れてるわけではないけど、もっとベタベタのイメージがあったのでね。
ここのグリス溢れるとフレームに滲んできて汚くなるんですけど、それで少な目なのか?あるいはこれくらいで適量なのか?
よくわからないけどケチらずたっぷり塗ったくっておきました。
そしてシールが切れている。。
ステムベアリングの締め付けは7Nmという小さいトルクで、手持ちのトルクレンチでは締められない。さらにフックレンチなので工具も無い。
なんとなく手締め。強すぎるとレースに圧痕が付くらしい。
つぎにアームリレーのベアリング。
NTNの「ポリルーブニードルベアリング」というのが使われてます。樹脂モールドの中にグリスを保持していてメンテフリーらしい。
樹脂リテーナーのような見た目ですが、ニードルは指では回らないくらいガッチリ固まってます。
これグリスが固着してるのかと思って剥がしてしまった。。
せっかくメンテフリーなのに余計なことした(笑)
仕方ないから全部きれいに剥がしてグリス塗って普通のベアリングとして使います。
もう一か所ポリルーブニードルベアリング使ってありましたが、そっちはそのまま使います。
その他の箇所のベアリングはグリスが変色しているくらいで状態は良好のようです。
スイングアーム初めて外しましたけど、普段掃除出来ない所を掃除できるのでバイクキレイになります( ^ω^ )
チェーンガイド削れてきてて、そろそろ終わりかも。一応発注しました。
キャリパー揉み出し洗浄
時間があったのでさらに前後ブレーキキャリパーの揉み出し洗浄。
初めてやりました。このためにピストン回す工具買いました。
これは具合がいい。というか無いと出来ない。
ブレーキホースはつないだままで、バケツにドブ漬けして中性洗剤と歯ブラシでゴシゴシと。
キャリパーの元の色ってこんな色だったかと驚き(笑)
これが洗浄途中。
ピストンをコンパウンドで磨きます。
シールにコンパウンドが残らないようにピストン少し引っ張り出してブレーキクリーナーで洗浄して拭き取り。
上ピストンが磨く前で、下ピストンは磨いた状態。輝きが違う!
仕上がり。
リヤも
ピストン回すと裏側結構錆びてる。
洗浄仕上がり。
ピストンにはもうすでに磨いても落ちない汚れ?錆?が点々とある。。
いずれシール交換するタイミングでピストンも交換しようかと思います。
フロントのブレーキパッドは今年結婚&おめでたバイクアイドルとっきーから手売りしてもらった由緒正しき一品。
たしか新車装着から数えて3セット目のはずです。結構持ちがいいです。
リヤブレーキパッドはさらに持ちがいいので新車装着のままです。一生交換しないまま終えそう。
総額は18万円弱。
バイク整備でこんなにまとまった出費初めて。
いつも壊れてから直すタイプなので細々と出費するんですけどね。
一気に新車のように直すのも気持ちいい。
期間としては、
Fフォークは発送から戻ってくるまで約3週間。
タイヤとベアリング交換は2時間くらい。
私のグリスアップや洗浄などの整備は合計丸2日くらいかかりました。
WRは軽いので整備性がいいですね。MT-01だったら途中で嫌になってたと思う。
試乗が楽しみ(*^ω^*)