MT-01買うまでの話を一回飛ばして別の話題。
東スポ、じゃなくて今月号のヤングマシンに載ってました。
あくまで噂です。たぶんヤングマシンしかこの話してませんので悪しからず。
出るかどうかの真相はさておき、夢のある話だなと思って本を手に取りました。
誤解を恐れず言うと、Ninja250って格好に特化したバイクで高性能では無い。
古い設計の2気筒エンジンを格好いい外装で上手に売ってる。
むしろ大ヒットしたと言っていい。Kawasakiは凄いと思ってます。
私は売れると思ってなかった。
何で今4気筒を出すのか?おっさんを喜ばす為なのか??
まずは少し前の中型バイクの話をしよう
私がバイク乗り始めた98年頃はレプリカブームの終焉期でNSR250が終売の頃です。
国内4メーカーに
それぞれ最終モデルですがレーサーレプリカがありました。
同じ頃に大型免許、俗に言う「限定解除」が教習所で取れるようになったので、
YZF-R1を代表とするスーパースポーツやブラックバードや隼などのメガスポーツブームの始まった頃。
年々バイクの性能が上がり続けていく時期にバイクに乗り始めたのです。
後発のバイクは必ず高性能であるのが絶対だった。
そこに投じられた一石、排ガス規制。
バイクに適用されるようになり、大型バイクでも消えていくモデルはありましたが、
大型バイクブームで売れなくなってきていた中型バイクは排ガス規制対応の開発費が回収できないためか、ごっそり消えてしまいました。
KawasakiとYAMAHAは中型のスポーツバイクはロードは全滅してオフロードだけになってしまったんじゃないかな。確か。
YAMAHAはここでWRを作ったことは大きい。
排ガス規制で2ストロークのオフロードバイクが作れなくなって、楽しいバイクなくなるぞ!と危機感を覚えて作った4ストロークの本気オフロードバイクだそうです。
WRがあるからYAMAHAは中型を捨てたという印象なかったですね。
中型とか大型とかヒエラルキーなく、乗って面白いバイクと評価されてると思います。
HONDAはCB400SFとVTR250という定番を残して、カラーオーダー対応してみたり苦しそうな生き延び方をしてました。
色を細かく選びたい人もいるんでしょうけどね、どれだけの人が利用したのか。。
SUZUKIはさすがの独自路線、GSR400とグラディウス400という高性能化を果たした新型スポーツバイクを開発。
馬力の自主規制解除で61psとか、歴代最強400ccです。
どちらも名車だと思います。私はブレないSUZUKIを評価してました。
4気筒だけじゃなく2気筒も揃えるあたり変態です(褒め言葉)
買いはしないけど(笑)
ブームのフィニッシャーSUZUKIがラインナップを拡充したところの、ここまででレプリカブームから続く中型バイクの進化競争は幕を閉じたのです。持論です。
ここから第二幕 アジアの勢い
そこに出てきたのがKawasaki初代Ninja250
見た目はカッコいい久しぶりの中型スポーツバイク。
だが、エンジンはZZ-R250の並列2気筒という高性能とは程遠い地味な中身。
外見だけ取り繕ってきたなという印象を受けました。
実は前に出て来たバイクとは違い、Ninja250はアジアの中型バイク人気からタイで生産されるグローバルモデルとして誕生。
日本にはいわば逆輸入されてきたんです。
焼き直したみたいな見た目だけのバイク日本で売れるの??
って私より年上のバオクヲタは全員思ったはず。
これがご存知の通り売れた。。
私はこの時、自分はもはや老害なんだって自覚しました。
いらない高性能で高くなるより、使える性能で安いバイクでいいんだと。
確かに始めの1台はそれでいいと思います。
他社も追随してきてアジア生産250ccは盛り上がりました。
後発のHONDA CBR250Rもタイ生産。
新開発の単気筒エンジン作ってきて、個人的に250ccは単気筒が好きなので評価してました。
あと停めてある姿を見るとハンドルのキレ角が大きいので小回り効きそうなのも私は高評価ですね。
そしてSUZUKIはGSR250という迷車を生み出してくれました。
こちらは中国生産。
私このバイク大好きなんですが、最初は
「SUZUKIどうかしてる!」
って憤りましたよ。あまりにアジアバイクだったので、そのまま持ってくんな!って。
でもね、これが街中で実際見るとすごく自然に街に溶け込むわけです。
ジェットヘルにリュック背負った小太りのおっさんが裾の余ったGパンで乗ってる姿が様になる。
意識しないと目に入らないほど自然。
スーパーカブの他にそんなバイクはGSR250しか無い!
日本もアジアなんだったと思い知りました。
冗談抜きに、エンジンも他社に比べてロングストロークだったり確実に差別化されていて、ツーリング向きのバイクになっていると思います。
カウルの違いで3バリエーション作るなど無駄の無い戦略も立派でした。
さらに後発のYAMAHA YZF-R25は、、特に興味が無買ったので調べたことが無い。
インドネシア生産です。
今頃出すの?って思ったくらいですかね。最後発だったから無難なバイクと思ったくらい。
その他にもNinja250SLという単気筒Ninjaが出たり、各社ストリートファイターモデルを出したりと車種が増えたのはいいこと。
各社いろんなアプローチで売れないと言われる中型バイクを世に出してくれた。
とバイク好きとしてはメーカーに感謝を言いたいところですが、一方で高性能バイクで育った老害としてはアジア生産のローコストバイクを心から祝福できないわけです。
そこにHONDAが出したハイスペック250cc
CBR250RRはいい風吹かせました。
80万円という値段に少し驚くと同時に「WRってもしかしてお買い得だった?」と思った。
日本国内向けは国内生産ですって。この値段ですからね。
250RRは以前からある250Rとは違って見た目から高級感が出ていて、所有感もあると思う。
街中で見て「かっこいいな」って素直に思いますね。高いだけあるというか(笑)
昔の4気筒CBR250RRを知ってると驚く性能とは感じ無いけど、現代の250ccとしては頭一つ抜け出たバイクと思います。
これがまたヒットしてるそうですから。
車検が無いっていうのも一因か?
案外あるあるなかもしれないですが、車検通らないようなフルエキゾーストマフラーに変えちゃって車検通すのが面倒で車検切らしている人を二人知ってます。
それはそもそもっていう話ですが、車検が無いのは気持ちが楽かもしれませんので1000ccと見た目が同じようなら250ccを選ぶってことも、、ないか?
あとは使いきれない1000ccでスピード違反にビクビクしながら乗ったりするより日本を走るなら楽しいかもしれない。(私が大型と2台持ちだから言えるのかもしれないけど。。)
でもね、車体が豪勢+使い切れるエンジンのバイクって最高ですよ!
とWR250X乗りの私はオススメします。
で、4気筒Ninjaってのはどうなのよ?
この何となく火がつき始めた250ccプレミア市場にKawasakiが4気筒の高性能バイクを出すかも?なんて言われると少し嬉しくなっちゃいます。買わないけど。
ヤングマシンのCGを見ると倒立のフロントフォークはもちろんのこと、
moto3マシンのような小径ローターダブルディスクブレーキだったり、
ラムエアダクトが付いているのに、エアインテークダクト(ザクダクト)付いてたり、
やっぱ俺たち世代のワクワクするバイクってこうだよな!
って希望が詰まってていいなと思ったのです。
日本の若者がそこに感動するかわかりませんけど、アジアの若者はこういうの好きらしいですよ。ヤングマシンによると。
250ccプレミアバイクがこの先各社からいっぱい出てくるかと想像すると楽しみですね。
特にSUZUKIがどんな独自性を出してくるのか楽しみ( ・∇・)
その先駆けKawasakiがまずは出さないと始まらない。
・・・出るといいなww