ヘルメット買い増しArai RX-7Xを買う

街乗りヘルメット買い替えた直後ですが、今度はスポーツ走行用にヘルメットを買い増しした。

Arai RX-7X

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前回記事の街乗りヘルメットではインカム穴とインナーバイザーがマストだと書きましたが、サーキットは安全規格と見た目が優先。

 

何でRX-7X買ったかというと長いんですが、まとめるとAraiを一度被ってみたかったんです。

細かい話すると↓ですが、

 

安全規格はモビリティリゾートもてぎのスポーツ走行会員の規則を見るとMFJ公認ヘルメットを被れと書いてある。

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もてぎ走るかまだわからないですけど、いずれ走りたい。

 

見た目だけで選ぶとSHOEIのZ-8のこの奇抜カラーが気になっていて、

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限定なのに近くのライコにXLサイズがずっと売れ残ってます(お察し)私はこのデザイン好きなので最初は街乗り用にと思ったけど、Z-8ってインナーバイザー無いので買いませんでした。

今回スポーツ走行ならば!と再び思い付いたのですが、SHOEIのMFJ公認モデルはX-Fourteenのみ。

 

安全性で言えばZ-8だってMFJ公認取れると思いますけど、MFJ公認=レースユースですからSHOEIとしては「レースやるならフラッグシップモデルのX-Fourteen被ってくれ!」という意向かもしれないし、コスト削減かもしれない。

 

10年以上前ですが前々モデルZ-6はMFJ公認なのにMFJ公認シールが高いので最初からは貼られておらず、SHOEIに問い合わせしたらMFJ公認シール送ってくれるという仕組みでした。

MFJ公認シールなんて99%のユーザー関係無いから仕方ないかなと思います。

Z-8も問い合わせればMFJ公認シールくれるかもしれないけど、よくよく思い直すとそこまでして欲しいカラーでも無かった(笑)

 

X-Fourteenも調べたらオートレーサーの森且行選手のレプリカがカッコいいんですが、

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受注生産で既に受注終了。

 

X-fourteenソリッドモデルでもいいんですが、せっかくなら街乗りじゃ選べない&被ったことがないAraiに挑戦してみようと思って今回はAraiのRX-7Xを買うことにしました。

 

ちなみにAraiのフルフェイスヘルメットは全てMFJ公認ですのでRX-7Xに限らず選びたい放題です。

Araiはスネル規格もそうですが外部機関の認定で安全性をアピールする広告戦略なのかもしれませんね。

 

RAPIDE NEOのこのカラーがカッコいいと思って悩んだのですが、

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最初で最後のAraiかもしれないと思ったので、同じ税抜き56,000円でフラッグシップのRX-7Xソリッドカラーが買えたのでそっちにしました。

 

2りんかんで買ったんですが、ヘルメット案内してくれた若い女性の店員さんの説明が上手で一緒に悩んでくれる親身でいい人だったので、本当は白が良かったんだけど在庫がある艶消し黒買いました。

街乗りも艶消し黒で、ヘルメット艶消し黒ばっかりになってしまった(笑)

 

 

初めてのArai

今までAraiを避けてきたのが勿体無かったと思ったほどフィットする。

 

今までSHOEI、HJC、icon、ZENITHと4メーカー試しましたが、しばらくは頭が締め付けられる痛さがある。

いつもはヘルメットが馴染んできて痛みは無くなるのですが、Araiはいきなりフィット。

代わりに入口が狭いですね。チンカーテンという顎のところに取り付ける付属品付けると入り口さらに狭くなって頭が入らないのでチンカーテンは捨てました。

 

それでもこめかみあたりを通過する時が痛いですが、スポンっと入るとそれが見事にフィット。

頭を締め付ける一般的なヘルメットに対し、Araiは下から包み込む感じ。

今まで試着で被ろうとしても入り口で頭が入らないと思ってArai買わなかったんですけど、その一瞬の苦痛の先にこんな快適さがあるとは。

脱ぐ時も痛いんですが、ヘルメットリムーバーを使えばスルッと脱げます。

 

スポーツ走行25分×4本走りましたが、新品なのに何も違和感が無くて集中して走れます。

締め付けないのに動かない。ミニサーキットで100km/hくらいで使ってますが、おそらくもてぎのフルコースとか200km/h越えでも良いと思います。

 

街乗りヘルメットとしてはインナーバイザーが無いからArai選ばなかったですが伏兵でした。

 

ヘルメットメーカーにこだわりがあるわけじゃないけど、なんとなくSHOEIが多かった私。

私がバイクに乗り始めた当時、ヘルメットといえばSHOEIかAraiの2択で、Araiよりロゴが小さいってだけの理由で最初にSHOEI選んで以降、何となくSHOEIをメインに使ってました。

俗にSHOEI頭、Arai頭と言うくらい2社は特徴あるようですがずっと無視してました。

実は私はArai頭だったみたい。

バイク歴20年以上なのに今頃気づく・・・。

 

次にヘルメット買うのはしばらく先になるけれど、何になるんだろう?わからなくなってきたぞ(笑)

ZENITHヘルメットYJ-21を買う

ヘルメットを新調しました。

新たに買ったのはZENITH YJ-21

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今まではSHOEI GT-Airを5年ほど使ってました。

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GT-Airは静かさ、内装の感触もいいんですが、特にいいと思ったのはインカムスピーカーの取付穴とインナーバイザーですね。

この2つはもはや離れられない。

その前に被ってたのはHJCのRPHA10PLUSというモデルですが、レーサーレプリカメットなのもあってスピーカー穴もインナーバイザーも無し。

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そこからGT-Airに変えた時は新時代を感じました。

 

なので、私にとってこの2つを含めて以下がマスト要件

・フルフェイスモデル

・インカムのスピーカー穴がある

・インナーバイザーが付いている

・内装が洗える

・名があるメーカー

 

インナーバイザーが無い時点でAraiは選べず(インカムスピーカーは内装に入れられるらしいけど)

残るのが4つで、

SHOEIのGT-Air2

KabutoのKamui-3

・WINSのG-FORCE SS

・ZenithのYJ-21

外国メーカー見れば他にもあるんでしょうが見繕ったのはこのくらい。

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値段見比べるとSHOEIずば抜けています。日本生産だから仕方ないのかな。

私のヘルメット歴はHJC×1回、icon×1回の他はSHOEI×6回なのでSHOEIの良さはよく知ってます。

ただ、あまりのインフレにびっくり。最近は販売もディーラー制になったりブランド化しているので高いのもわかるけど、そこまでの価値があるのか?疑問もあるので今回は違うメーカーにしてみます。

 

イメージ的に第3のメーカーはOGK Kabutoですが、デザインが私の好みではなかったので外しました。

残るのはWinsとZENITHですが、私がヤマハ党なのでZENITHにします。

 

ここまで触れずに話進めてましたが、上で4つ挙げた中でZENITH YJ-21だけシステムヘルメットなんです。

アゴの部分が開いてジェットヘルみたくなるタイプ。

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私は求めてない機能ですが、ZENITHはこのモデル以外スピーカー穴が開いてなかった。

1回くらいシステムヘルメットがどんなものか使ってみようかな?という気持ちで選んだ部分もあります。

 

一方選ばれなかったWinsの良い点ですが、シールドの微開きができるのが私にはポイント高いです。

私は曇り止めピンロックを使わず、シールド微開きで曇り解消したいタイプ。

Winsはピンロックシートが付属されていないが、購入後にハガキで「ください」と伝えると無料で送ってくれます。

私なんか付属してても使わず捨てますから、無駄にゴミ増えずコストも下がってよい取り組みだと思います。

ちなみにZENITHはピンロックシート別売りです。

 

インプレッション

世間的には格が違うヘルメット2つだと思うけど、今まで使ってたGT-Airに比べてみますと、

 

・インナーバイザー

GT-Airが圧勝。

YJ-21は色が薄いのでまぶしい時があります。

 

・インカムの取付

取付の工夫はYJ-21が圧勝。

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配線の通り道や、余ったケーブルの収納場所まであります。GT-Airも今はGT-Air2になってよくなってるかもしれません。

また、買う前はインナーバイザーのレバーがインカム本体を取り付ける位置にあるように見えて邪魔かと思ったんですが、付けてみたら全然邪魔じゃなかったです。

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・内装

GT-Airがやや良い。

YJ-21も悪くないのでいい勝負だけど、YJ-21は首紐が金具含め安っぽいです。

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・シールド

GT-Airが圧勝。

半開きできない。ZENITHはふにゃふにゃで中途半端な位置で走ると風に持っていかれて全開してしまいます。

私は曇り取りに半開きで走ることありますがSHOEIは公道を走る速度では半開きでも風に持っていかれたことない。

GT-Air2だと微開きもできるみたいだし、ここは完敗ですね。

 

・風切り音

同等か、むしろYJ-21が静か?

空力というよりも外の音が聞こえにくいのかも。インカムの聞こえはGT-Airより良くなったくらいです。

内装のへたりで耳の圧迫が違うだけかもしれないです。

 

・帽体の大きさ

XLサイズの比較、ノギスが無いので測れませんがほぼ同じ。

形状がのっぺりしているので、体積で言うとYJ-21若干でかい?でかく見えるかも。

私が使ってるトップケースがメットインすると高さギリギリだったんですが、YJ-21も変わらずギリギリなので、見た目はともかく実サイズは同等のようです。

 

・製造国

日本製がいいので、GT-Airが勝利です。

YJ-21はベトナム製。

 

・値段

YJ-21圧勝。

YJ-21は約2万円に対し、現行GT-Air2は5.61万円

 

総じて値段の割に物は良い。

正直安すぎて逆に心配だけど(笑)実物を見て、被っても安全性が心配とは思えないのでYJ-21いいと思う。

次にSHOEIを買って被ったときに値段なりの良さを感じるのかも楽しみです。

激レア!CRF450Lフルパワーに乗る

乗ってみたかったCRF450Lに乗る機会を得ました!

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ブログ2回目で話題にあげましたが、

Road to the MT-01〜その1.素直に欲しいバイクたち - ばいくがいちばん

特殊なバイクなので試乗車やレンタルは無いでしょう。販売台数も少ない。

知人が買う以外に乗るチャンスはほぼ無いと思うのですが、まさに知人が買ってた(笑)

ノーマルでは無くフルパワー化されているのですが願ったり。

せっかくならフルパワー乗ってみたかった。

 

私は軽量でありながらツーリングもできる中型クラスのオフ車に乗りたいのですが、この世にはそういうバイクあまり無いんですよね。

かっちょいいレーサーを公道で乗るのに憧れはしますが、腕が無いし、整備も頻繁になるし。

いろいろ考えて私はテネレ700を買いましたが。

テネレ700に乗ってみたい - ばいくがいちばん

 

感想

ちょっと乗っただけなのですが、CRF450Lはアクセル回せば走る、戻せば止まる。

ラジコンみたいなバイク。

フライホイール軽いんでしょうね。

スタートでびびってアクセル開けないとエンストするけど、開けるとまくれる感じ。

走り出してすぐに初心者向きでは無いことがわかりました。

なぜホンダは過剰とも言えるデチューンをレーサーのCRF450Fにしたのか?わかった気がします。

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どこまでも伸びるとか、前に押し出されるとかいう加速では無く、斜め上に発射する感じ。

6速で高速巡航はできるでしょうけど、快適では無いですね。

完全玄人向けバイク。

見た目だけで買わなくてよかった(笑)

東京モーターサイクルショー

今さら日記。

 

3年ぶりのモーターサイクルショー開催。

久しぶりにバイクの大規模なイベントにワクワクします。

3/25初日の金曜日会社を休んで行ってきました。

一番混まない日なので毎回私は金曜日に行ってます。

金曜日は午後のみ一般公開なので、道すがら昼飯食って参戦。

 

昼食の「うなぎ和友」でいきなり予定が押す

13時のモーターサイクルショー開場列に並ぶ気でしたが、お昼のうなぎ屋さんの行列が予想以上。

うなぎ食ったら開場に間に合わないのは並んですぐにわかりました。

しかし平日しかやってないお店で滅多に来ない場所なので今日を逃したら次のチャンスなかなか無いと思い、モーターサイクルショー少し遅れてもいいや!と開き直って食い気を優先。

並び始めは11:30

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着丼は13:18(この時点で会場時間過ぎてる)

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3700円で4.5切れもうなぎが載ってるお得なうな重。ごはんも1合以上ありますね。

スーパーの皮が厚くてブヨブヨのうなぎとは別格。(それはそれで好きだけど)

さすがお店のうなぎだなと。

 

開場時間過ぎていると思うと気が焦ってゆっくり味わえなかったですね。かき込むように食べて店を後にしました。

 

東京ビッグサイト

14時会場着。

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開場時は駐輪場入るのも並んでいたらしいので、結果的にはうなぎに並んだおかげでスムーズに入れて良かったかも。

 

今年の目玉はホンダHAWK11ですが、

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私の興味はヤマハYZF-R7です。

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何台かR7展示ありましたがカッコいいです。

これが100万円で買えるのはいいことですね。

ワイズギアブースに跨がれるR7があったので跨ってみるとYZF-R6みたいなレーシーポジション。

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私右肩がケガの後遺症で自由に動かず、あまりキツいセパハン乗れないんです。普通に運転は出来るけど伏せられない。

R7かなりハンドル絞ってて下がってて、私は乗るの無理ですね。

コンセプトが好きで買いたかったですが、、諦めつきました。

 

新しい出会いを求めて

いくつか興味をもったバイク紹介。

新型MT-10

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ホイールの色がカワイイ。

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クロスプレーンエンジンが大好きなので初代から興味あるんですが、デザインの好みが合わなくてね。

もっと普通の見た目にすれば売れそうだけど、、売りたく無いのかな??好きなもの作って売ってるんでしょうね。ヤマハの良い所で悪い所(笑)

 

イタルジェット ドラッグスター

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ゾイドみたいで、行き過ぎててカッコいい。

ただ値段が75万円くらいするんですよ。

造りからは高いとは思わないけど、125スクーターシャレで買うには高い。

買ってDucatiってステッカー貼りたい。

 

YSP横浜戸塚

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私にとってのバイクインフルエンサーYSP横浜戸塚のYouTuber島田さん。

島田さんとお話出来てよかった(^^)

展示はトリシティシューティングブレーク。

部品が入らなくて組めないと言ってましたが、見事にデモカー仕立ててました。

 

テネレ700

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新色おいてありました。

ちょっと派手ですが色は好き。ラリーに寄せてる感じですね。

アサイドカウルがよき。デカールなのでサイドバッグの傷避けにいいな。

 

スズキ GSX-S1000GT

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これは気になってるバイク。

もしYZF-R7のハンドルポジションがキツくて無理だった時に、もてぎを走るのに現行バイクで選ぶならこれかと思ったバイク。

サーキット走るバイクじゃないのはわかりますが、私が満足するには十分すぎるポテンシャル。旧S1000を見るとジムカーナもできるでしょうし。

もちろん本職のツーリングは快適でしょうし、万能バイクだと思ってます。

 

ホンダ Dax125

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これも目玉のひとつ。

私はこういうバイク買わないけど見た目がかわいくて好き。Daxとシャリーはかわいい。

ハンターカブもそうですが、しっかり作ってある感じがホンダですね。安くはなさそうだし大人向けなんだろうな。

 

ライドハイトデバイスは、どれ?!

私の今日の目的のひとつにライドハイトデバイスのヒントになる機械が見たい。

 

ライドハイトデバイスとは、motogpでストレート走行時に車高を下げてトップスピードを稼ぐという流行りの機構。

motogpはレギュレーションでサスペンション電子制御禁止なので、各社手動で走りながら車高調整できるらしい。

ウォームアップランの後グリッドに着くタイミングでドカティはセンターステムナットのあたりをぐるぐる回してるように見えます。

おそらくローンチコントロールのセットしていて、ライドハイトデバイスの操作なんですが、これを走りながらやってるようには見えない。

走行中はどんな動作でバイクの車高を調整できるのか?!

 

motogpマシンはいろんなブースに置いてあって、YZR-M1で言えば、DID、ヤマハ、MFJブースの合計3台。

バイクの手元とリアサスの周り覗くのですが、よくわかりません。

DIDに置いてあるM1

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ヤマハブースのM1

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年式違うのか詳しくわかりませんがハンドル周りが違いました。

別段変わったレバーとか無いですね。リアブレーキのレバーもついてないし。

 

各社構造は非公開だからわかるようには付いてないのかも。ライダーは結構複雑操作をしているらしく、危ないから来年から禁止することが決まってます。なので結構原始的で見ればわかるのかと思ったんですけどね。

 

アクティブサスとか楽しみなんですけど、motogpは開発コストと公平性のために禁止になっていったり、市販車のための実験場では無くなりつつあって少し残念。

もっとも500万で売りに出されても手が出ないので文句は言えない(笑)

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テネレ700にパフォーマンスダンパーを付けるぞ

念願のパフォーマンスダンパーを付けました。

最初に言っておきましょう。

過去最高に効果がわからないパーツでした。

 

取り付け

簡単に見えて難易度は中級です。

・使う工具が多い

・狭い

・ネジ固い

 

最初に外装を外す。

剥き出しで付いているようで、取り付けするには左サイドカウル一式外します。

難しくはないですがクリップに注意。

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続いてブラケットの取り付けですが、フレームのボルトに共締めするので、車体のボルトを緩めます。

ネジロック剤が塗ってあるので場所によってはバカ固く、ブレイカーバーが無いと無理です。

付属のロングボルトに取り替えるんですが、六角ボルトからキャップボルトになったり、

キャップボルトなんだけど頭のサイズ変わったり。

何度も付け替えする部品じゃないけど整備性が悪い。

やたら工具箱と往復します。

最終的にこれだけの工具が必要でした。

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最難関は車両前方側のダンパーを取り付けナットの締め付け。

ナットの外周がフレームに干渉しそうなほどギリギリなので、スパナでやっと入る程度。

どんな薄肉メガネも無理。

ボックスレンチは高さ的に無理。

そこに46Nmという結構なトルクでのボルト&ナット締結。受け側ナットがブラインド作業でスパナですからね。かなり気をつけたつもりでしたが少し角ナメちゃった。

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先にサブ組みしてから取り付けるのも考えたのですが、こちら側が長穴だし、位置も角度も決めて本締めは難しいと思ってやめました。

 

取説の標準工数0.3hですって。

2回目で手順決まってればたしかに出来そうだけど、私は作業だけで40分くらいかかりました。

準備片付け含めたら1時間くらいかかりましたよ。

いろんなサイズの頭のボルトが出てきたり、ネジロック剤など普段使わないものが必要なので、工具が揃って無い人ならお店で付けて貰った方がいい気がしました。

0.3hならきっと¥3〜4千でしょうね。

 

 

インプレッション

先に言った通り効果は不明。

 

午前中取り付け前ツーリング

→帰ってきて取り付け

→午後に取り付け後試乗

で比較しました。

 

1日の中で比較したのでかなりわかりやすいと思うけど、それでも全く違いがわからない。

「きっと振動が穏やかになるんだろうな!」

という思い込みがあったので、取り付け前に高速道路走行での微振動など体に伝わる振動を意識して覚えたつもりでした。

体感ですとそこには差が全くありません。

 

今回比較しようとして気づきましたが、バイクの振動の印象のほとんどはハンドルの振動のイメージです。

ありえないですがハンドルだけ無振動のハーレーがあったなら、あまり振動が気にならないんじゃないかと思います。

 

テネレ700は270度クランクのパラツインエンジンで、ハンドルに伝わるエンジンの微振動が元々ありますがそれはパフォーマンスダンパーでは消えない。

段差の突き上げギャップなどはオフ車なのでサスやスポークホイールで元々上手にいなしてくれてるのでパフォーマンスダンパーの出る幕では無い。

一体いつ効果が出るんだろう?

仮に効果があったとして、私では感じ取れないようです。

しばらく使ってみてから取り外して逆パターンも検証してみたい。

 

まとめ

パフォーマンスダンパーに明確な効果を求めてはならない。

以下のようなユーザーにお勧めします。

・見た目が好き。改造のための改造が好き!

・設計思想が好きで、効果は二の次

・お金が余っているので愛車に使えるお金があれば何でも使いたい

バイク防寒!今さら「もちはだ」

もう春の足音が聞こえますが、アメトーーク!千原ジュニアさんが紹介していた「もちはだ」という防寒インナーを買いました。

 

最近見たように書き出しましたが、アメトーーク!で見たのは2014年とだいぶ前の話。番組内容詳しく覚えてないけど、冬でも革ジャンでバイク乗れると言ってた気がする。

バラエティだから大げさに言ってると思って当時はあまり気にとめませんでした。

その少し前、2010年にユニクロ ヒートテックのCMで松田龍平が初冬のビーナスラインをバイク(アグスタ)で走ってるカッコいいCMがやってました。

暖かいと言うし、松田龍平カッコいいし、当時そのCMを見たほとんどのバイク乗りがユニクロヒートテックを買ったと思います。

そしてみんな「寒いじゃねぇかっ!」って落胆したと思います。私もそのうちの1人。

その印象が私の中にまだ残ってたんでしょうね。

 

もちはだとは?

「もちはだ」という肌着屋さんの製品です。インナーと靴下専門。

防寒対策、冷房、冷え対策のもちはだ本店

特徴は特許技術のワシオ式起毛

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普通の起毛はループを作って、それを切ることで起毛させるそうですが、ワシオ式はループのままループ先端を起毛させる。

ループが空気を留めるので保温性が高いということだそうです。

 

バイク防寒のジレンマ

過去バイクの防寒については、ウインタージャケットとオーバーパンツを買って一旦完成したのですが、甲冑みたいで動きにくくてやめました。

着るのが面倒でバイク乗りたくなくなる。。

ここ2年は動きやすさ優先で電熱ベストとワークマンのAEGISです。

AEGISは安い!軽い!暖い!で通勤には最高です。柔らかくて小さくしまえるのも良いです。

 

しかし、見た目は雨ガッパ。カッコよくは無いのでツーリングや遊びに来ていくにはテンションが上がらない。

お店に入る時やカッコつけたい時には少し面倒だけど脱いでます。

 

お気に入りの普段着アウターや 3シーズンジャケットで冬を乗り切れないものか?

 

オシャレもしたいライダーの防寒着「もちはだSPORTS」

そんなときに「もちはだ」を思い出したのです。

ジュニアさんだって冬も革ジャンで乗りたいからたどり着いた答えだろうし。

 

調べると「もちはだ」は種類様々なのですが、私の場合XLサイズでソートしたら一択になりました。

 

もちはだSPORTS

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シャツの指出し袖はまだ良く見るけど、スーパーハイウエストなアンダータイツが本物感出してます。

 

驚いたのはお値段。

上下で税込26,510円するのでインナーと思うと高い。

ところが実物見ると納得のボリュームと質感です。

 

今までにこんな肉厚で高密度の編み物を私は見たことない。

ヒートテック(ZOZOヒート)と並べるとこうですよ。

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タンスの場所取る(笑)

単純に生地の使用量を考えて妥当な値段かと思います。

フリースほど軽く無いですが、カウチンセーターみたいな重さは無いです。

私が買ったもちはだSPORTSは特に厚く、超極厚地らしいです。

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実際の使用感は良いです。

  • 体にフィットする極厚スウェットですがストレッチなので窮屈感なし。
  • 中の起毛はチクチクしない上質な肌触り。
  • ヒートテックみたいなカサカサ感も少ない。
  • もちろん保温性も良い

インナーダウンやフリースではどうしても脇の下などに隙間が出来て寒いですが、肌に密着するので無駄に動く空気が無い。

インナーダウンとマウンテンパーカー着れば電熱ベストは不要でした。

下半身はもちはだSPORTS+ジーパンだと真冬は常人は寒いと思う。私は足の筋肉多いので耐えられます。

極厚なので履けるパンツは限られますが、ぱっと見は普段着でバイクに乗れるようになったので大成功。

 

まとめ

もちはだSPORTS思い切って買ってよかった。

改めて、なんで今までこういう衣類が世に出ていないのか?

もちはだを買った後にワークマンやユニクロ探してみたけど無い。ザ・ノースフェイスにも無い。

体にフィットする暖かいインナーというのは総じて薄手です。(だってインナーだもん。)

インナーは肌触りと汗冷えを避けて、保温はカナダグースのようにボリュームのあるアウターに任せるのがセオリーでしょう。

今まではそれで何の不自由もなかったけど、

 

冬のバイクでも好きなアウターを着たいっ!

 

となったら値段は張りますが、もちはだSPORTSはおススメできますよ。

寒さが我慢できない大人へ。。

いつかはパフォーマンスダンパー

車体の微振動を減衰して乗り心地を良くするというパフォーマンスダンパー。

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この筒でどれだけ乗り心地が変わるのか?

¥33,000は直感的に高いなと思うけど、いつまでも気になるパーツです。

 

元はトヨタのクルマ用に開発されたもので、2020年時点で200万本も生産されている。

採用実績って魅力的で、私は例えば「米軍で採用」と書かれると結構反応してしまう。

今やドンキホーテでお馴染みのスプレーワックスのPLEXUSとか、腕時計のLUMINOXなんかそれに釣られて興味を持って買いました。

パフォーマンスダンパーも「motoGPマシンに採用」と書かれていたら盲目的に買うかもしれません。

トヨタが純正採用してるのも十分魅力的ですけど、でもクルマの話でしょ??っていうところが引っかかるのでそこまでグッとは来なかった。

 

今回改めてパフォーマンスダンパーを調べてみたのですが、

車体を構成するフレームは硬いバネなので高周波が収束しない。

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車体を落ち着けるためにヤマハには車体粘性という考えがあり、減衰要素としてパフォーマンスダンパーを取り付ける考えだそうです。

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構造は以下のようになっていて、

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機能上伸び縮み両方に動くように取り付けるが、フレームを押し広げないようにプリロードゼロで取り付けたい。

ステアリングダンパーのようにロッドが貫通していないので、ロッド押し込んで取り付けるとロッド径に圧力が掛かって荷重が出てしまう。

その圧力分をリバウンドスプリングで相殺して釣り合った点を取り付け寸法としてプリロードゼロにしているとのこと。

伸びも縮みも動けば少なからず反力出てしまうので、それならステアリングダンパーみたく貫通にすればいいのにって思いますが、この方が構造がシンプルで安くなるらしい。

 

取り付け場所については、クルマの場合はタワーバーの位置に付いてるので効果をイメージしやすい。

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一方バイクは車種によって取り付け場所がいろいろに見えますが、基本的にはトップチューブとダウンチューブを連結してます。

考えてみればまぁそこだよねって場所です。

SR400

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こちらは両方ともセロー250
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上が現行で、下はその昔パワービームという商品名で売ってた頃の取り付けです。

トップチューブとダウンチューブを連結するのは変わりません。

現行のパフォーマンスダンパーでは排ガス対応で追加されたチャコールキャニスターを避けるようにレイアウト変更されてます。

比べて見たら現行のパフォーマンスダンパーはシリンダーが短くなってますね。

パワービーム時代より搭載可能車種が増えたことに寄与していそうです。

 

特殊なのはTMAX560

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これはダウンチューブでなくツインスパー左右連結。

これはTMAX530のスケルトンですが、たぶんほぼ同じフレームでしょう。

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肉抜きして剛性を調整してるであろう場所なので捻れるだろうから効果があるでしょう。

ツインスパーフレームだとこういう取り付けになるだろうなって思わせておいて少し謎なのは

MT-09

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シートレールとトップチューブを連結するというのは今までと毛色が違うというか、正直ここでいいのか??

どこであれ減衰は効くと思うけども。

むしろお尻に優しいのかもしれないけども。

あるいはフルパニア向けか?

 

現行モデルからMT-09ツアラーモデルのトレーサー9がフルパニア(後ろの箱3ヶ)対応しました。

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社外パーツで以前からフルパニアは出来ましたけど、純正対応したのは現行モデルから。

不安定になるからか、以前は純正では推奨してなかったんです。

大きい問題は重心の話でしょうが、パフォーマンスダンパーでシートレール共振を抑えることで多少安定するかもしれない。

トレーサー9でフルパニアの人はパフォーマンスダンパー買いかもしれない。MT-09は??

 

たぶん毎週のように乗ってるユーザーは取り付けたその日は劇的に効果実感するけど、3日くらいでわからなくなる系パーツだと思います。

私はテネレ700買う前から取り付ける気満々なので、ノーマルを半年乗り込んだら取り付ける気でいます。いよいよ来月ですので楽しみ( ´∀`)